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日向で「マスク供養祭」 脱マスクの推進、地域経済の早期復興を願う

ベートーベンの第九にオリジナルの歌詞を付け、指揮を執った日向商工会議所会頭の三輪さん

ベートーベンの第九にオリジナルの歌詞を付け、指揮を執った日向商工会議所会頭の三輪さん

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 宮崎・日向市の商工会議所が5月8日、日向市駅前の広場で「マスク供養祭」を行った。

マスク供養祭での餅まき

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 日向商工会議所会頭の三輪純司さんは今年1月の賀詞交歓会で「マスクとリスクを取りましょう!」というスローガンを発表。新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行される日を「コロナ禍にけじめをつける日にしたい」(三輪さん)と、マスク供養祭を企画した。

 市内の妙国寺から黒木報源住職を招き、マスクを供養する法要を営み、参加した市民約250人が会場に設置された供養箱にマスクを納めた。新型コロナの終息を願い、手を合わせる市民も多く見られた。

 続いて、コーラスグループ「ヒューガンヴォイセス」を中心に、ベートーベンの第九「喜びの歌」を参加者全員で合唱。「さあ街に出よう マスクを捨てて」「もっとそばに来て スクラム組もう」「集えよ集おう 我が輩よ」など、この日のために脱マスクの歌詞を考案した三輪さんが指揮を執り、コロナ禍からの新たな門出を祝った。

 日向市で飲食店を営む男性は「これで夜の街にもにぎわいが戻ることを期待したい」と話した。延岡市から参加し、第九を歌った女性は「日向市でマスク供養祭をやると聞いて友人と駆け付けた。三輪会頭のセンスとユーモアに元気をもらい、明るい気持ちになった」と喜んだ。

 三輪さんは「コロナに終止符を打ち、次は経済の逆襲をしたい、そのような思いで街を元気に盛り上げていこう」と参加者と誓い合った。

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