延岡のフリースペース・雑貨店「sopo(ソボ)」(延岡市中町2)で、タイで作られたアパレルや雑貨などを販売する「タイフェア」が27日、始まった。
出店するのはタイ・チェンマイで店を営む佐藤真也さん、咲智子さんの夫婦。綿や麻で生地を作り、デザインし、現地の人に縫製してもらう形でオリジナルの洋服、雑貨を製造、販売する。タイの山岳民族であるレンテン族、モン族、タイルー族などの手作り品や、佐藤さん夫婦が手がけたコブミカンを使ったシャンプーなども提供する。咲智子さんが延岡出身で、ソポの店主と共通の友人がいたことから今回の開催が実現した。
真也さんは「自分が着たい洋服を作りたいと思い、始めた。自然素材で染めて生地を作り、日常で気軽に着られる服をデザインしている。店は『ナナイロチェンマイ』と名付け、お金がなくても、それぞれの色を持っている人が集まって化学変化が起きるような場所を目指している」と話す。「タイでも伝統的な布織りや縫製の技術が失われつつある。そこを助けたいという思いもある」とも。
咲智子さんは「延岡は人が優しく、おいしいものもあって、居心地がいい。でも、やりたいことを後回しにするのはもったいない。夢があるならあきらめないで挑戦してほしい」と話す。
30日まで。営業時間は28日=10時~18時、29日=10時~20時30分、30日=10時~16時。