日向市の市の花であるヒマワリが描かれた絵を「日向こども秀雄奨学金支援会」代表理事の奈須紀久子さんが、昨年12月日向市に寄贈した。
奈須さんは昨年10月に市内で開かれた「現代国際巨匠絵画展」に行き、展示された絵画の販売収益の一部が、子どもの支援を行う市内の団体や、ウクライナの子どもたちへの義援金にあてられることを同展実行委員長の黒木克臣さんから聞いた。日向市花であり、ウクライナの国花でもあるヒマワリが描かれた、原宏之さんによる日本画「ひまわり畑」を見て、一目で気に入り購入した。12月に市に寄贈し、現在は市長室に飾られている。
奈須さんは「描かれている太陽に向かって咲くヒマワリから、前向きさや力強さを感じ取った。多くの市民の方に見ていただき、世界平和について考えてもらえたらと思い、寄贈した」と話す。
すくすくひなた保育園(曽根町)の園長でもある黒木さんは、「日向市に住む大人や子どもが本物の絵画を見て、絵に込められた思いなども感じていただけたら」と笑顔を見せる。
十屋市長は「すばらしい絵画を寄贈いただき、とてもありがたい。この絵を見たとき、ソフィア・ローレン主演の映画『ひまわり』を思い出した。現在の国際情勢と重なり、改めて戦争の悲哀と平和の大切さについて、思いを巡らせた」と話す。
鑑賞したい人は市広報課(TEL 0982-52-2111)まで。