カーボンニュートラルゲームの体験会が3月19日、延岡市役所講堂で行われる。主催は「シンク・オブ・アザーズ」(日向市亀崎西2)。
温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることを目標にした「カーボンニュートラル」。2020年10月に日本政府が2050年までに達成することを宣言し、昨年11月、国の施策として「脱炭素先行地域」として全国で20の自治体が選ばれた。その中の一つとなった延岡市で、カーボンニュートラルについて興味を持ってもらおうとカードゲーム「2050カーボンニュートラル」の体験会が開かれる。宮崎県北では初開催となる。
「シンク・オブ・アザーズ」社長で「2050カーボンニュートラル」公認ファシリテーターの難波裕扶子さんは「カーボンニュートラルと聞くと何か難しいものに思えるかもしれないが、遠い存在ではなく、私たちの生活にとても身近であることを知ってほしい。特に延岡は環境省が定めた先行地域に選ばれ、これから実証実験が始まるので、皆さんに興味を持ってもらいたい」と話す。
難波さんは元々SDGsゲームのファシリテーターだったが、脱炭素に特化した同ゲームの必要性を感じ、昨年同ファシリテーターの資格を取得したという。
延岡市市民環境部の吉田昌史さんは「カーボンニュートラルを理解する入り口のハードルを下げたい」と期待を寄せる。
開催時間は13時~16時30分。対象は中学生以上(小学生は要保護者同伴)。参加無料。定員は先着36人。申し込み締切は3月18日。シング・オブ・アザーズ(TEL 090-9651-1369)で受け付ける。