カステラ専門店「Fluffy（フラッフィー）」（延岡市野地町、TEL 090-5387-7857）が2月5日、オープン1周年を迎えた。

住宅街の中に店を構える「Fluffy」

　延岡市北浦出身の木野綾さんが、実家の一部を借りてオープンした店。木野さんは子どものころから、母が作ってくれたカステラが大好きで、自分でも作るようになり、いつかはカステラの店を経営したいとの夢を思い続けてきたという。

　木野さんは「何年か前に友人に言われた『人生は一度きり』という言葉をふと思い出し、家族に相談して開業した。カステラは1本作るのに1時間強、火を入れなくてはならず、一人で作れる量は決まっている。あくせく働くのではなく、おいしいと言ってくれる人に手作りのカステラを渡していければ」と笑顔を見せる。木野さんは母親から聞いたレシピをベースに、小麦粉の分量を変えたり、材料を追加したりして、オリジナルのカステラを作っているという。「カステラというと土産用や贈答用などをイメージする人も多いと思うが、日常のおやつとして広めていきたい」とも。

　価格は、1切れ＝120円、ハーフサイズ＝1,200円、フルサイズ＝2,300円。同店のほか、愛宕町のふるさと市場でも販売する。今月19日は野口遵記念館で開かれる「ウエルカムマルシェ」に出店する予定。

　営業時間は10時～17時（予約制）。