日向・美々津町の国道10号線沿いに1月6日、グランピング施設「HYUGA VILLAGE（日向ヴィレッジ）」（TEL 0982-60-6066）がプレオープンする。

「HYUGA VILLAGE」の（左から）広報担当・高橋夕憂さん、高橋英弘社長、スタッフの甲斐健一郎さん

　土木・建設会社「ワタナベ興業」（財光寺）が新規事業として経営する。約3500坪の敷地に直径8メートル、高さ4.5メートルの宿泊用のドームテント5棟と管理棟1棟を設ける。そのうちの1棟は中型犬2頭までのペットと共に宿泊でき、ドッグランも併設。管理棟にはワークスペースも用意する。

　各棟の屋外にシャワールーム、トイレ、バーベキューができるアウトドアスペースを備える。共同屋外施設としてテントサウナやジップライン、ブランコなどの遊具を用意。店名は、社長の高橋英弘さんが、日向市という場所を多くの人に知ってほしいと名付けた。

　高橋さんは「国の補助金制度を知り、新規事業を計画していた。このような施設にしたのは、県外に住む息子夫婦から日向の海が見られるところにグランピング施設があったらうれしいと言われたのがきっかけ。構想から施設建設まで約2年かかった。一から材料を輸入し、ドームテントを一個ずつ組み立てるのが大変だった。国道10号沿いからドームテントが見えるので、この施設は何だろうかと思ったらぜひ立ち寄ってほしい。県外からの宿泊客はもちろん、地元の人にも利用してもらえたら」と話す。

　同施設広報担当の高橋夕憂さんは「キャンプとホテルの良さを兼ね備える場所になった。日向市内で海側の土地を探し、ようやく見つかった。サーファーの皆さんにも利用してほしいが、私自身、旅行先で夫がサーフィンしている間、サーフィンをしない自分は何をしたらいいのかと考えることが多かった。ここはそんな悩みが解決でき、家族皆が楽しめると思う」と笑顔を見せる。今後はオートキャンプ場を整備する予定だという。

　3月にグランドオープン予定。