宮崎・門川町をロケ地にした映画「天尊降臨ヒムカイザー THE MOVIE」が12月10日、クランクインした。
神妙な面持ちで神事に参加する「ヒムカイザー」のヒーロー、ヒロインたち
エンターテインメントを通して門川町の魅力、歴史、物産、観光地などを県内外に発信することで地域振興と活性化を目指す門川町と、「天尊降臨ヒムカイザー」を企画・運営する「インパクトワークス」(宮崎市)が協力して製作する同作品。キャストもスタッフも主に宮崎県民を起用し、「県民参加型映画」をうたう。宮崎県北の小中高生が参加し、映画現場での職業体験も行う。
当日はクランクイン前に、門川神社(門川尾末)で撮影の安全を祈願して河野吉明宮司による神事が行われた。主演のヒムカイザーのほか、ミコト、ツクヨミ、オオカムヅミ、タヂカラオ、コノハナサクヤ、ホデリ、ホオリの全8柱が集まり、神殿で神妙な面持ちで頭を下げた。インパクトワークスによると、8柱が全て集まったのは初めてだという。
ムラカミヨシユキ監督は「映画のために大分から宮崎に引っ越した。今までのヒムカイザーの物語を大切にし、アクションや映像の特殊効果で工夫し映画を完成できたら」と話す。「門川町は海や山、空気もきれい。キャストの子どもたちもいい表情をするので和やかな雰囲気も出せたら」とも。
ヒムカイザーは「絆を感じられる作品にしたい。この映画が新たなる神話になることを祈っている」と話す。
門川町内外からファンが集まり、神事を見学したり、ヒムカイザーとの撮影会に参加したりした。延岡市から母と共に訪れた18歳の女性は「今年5月にイオン延岡でショーを見てから、ヒムカイザーにはまり、ホデリのファンになった。ホデリは顔がよく、コメントも面白い」と話していた。