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日向・美々津でMokumokuさん初の個展 綿棒やキッチンペーパーで作画

美々津町在住の作家・Mokumokuさん

美々津町在住の作家・Mokumokuさん

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 画家のMokumoku(もくもく)さんが現在、日向市美々津町のコワーキングスペース&カフェ「ゆめのかたちぷろじぇくと。」(美々津町中町、TEL 070-1303-5809)で個展を開いている。

個展を開くために描いた作品の数々

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 門川町出身のMokumoku(本名=林浩一)が個展を開くのは今回が初めて。「機械」「線路」「エスニック」を題材にA2~A3サイズの抽象画14点を展示する。アーティスト名は名字の林から付けた。

 Mokumokuさんは、昨年11月に宮崎にUターン。東京には約20年住み、建設業などに従事していたが、父の体調悪化がきっかけで父の故郷である美々津に移り住んだ。病気で指先がうまく動かなくなったため、絵はキッチンペーパーや綿棒を筆代わりに使い表現する。「幼少期から絵を描くことが好きだった」というMokumokuさん。高校時代に趣味でアクリル絵の具を使い抽象画を描き、喫茶店に展示して販売していたという。

 Mokumokuさんは「美々津を歩き、この『ゆめのかたちぷろじぇくと。』という場所を見つけ、ここで個展を開きたいと思った。友人や家族に作品を見てもらえて気持ちがいい。昔は自分の内面を描き、題材をひねり出し描くことがつらかったが、今は思いついた時に色や形などをタブレットに描き出し、その後の気分で色を決め、組み合わせて一つの作品にするのが楽しい」と話す。

 「ゆめのかたちぷろじぇくと。」の館長でイラストレーターの畑靖子さんは「20~70代のいろいろな世代の方が楽しんで鑑賞している。絵は筆で描くイメージが強いと思うが、綿棒で描いたことを説明すると非常に驚き、より一層関心を持って見てくれる。Mokumokuさんの絵はかわいらしさが魅力」と話す。

 開催時間は10時~16時。12月10日まで。Mokumokuさんは毎日在廊する。

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