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富島高校の生徒がリユースショップ 「マンガ倉庫日向店」の協力で

(左から)富島高校商業科の瀬ノ口教諭、富高生、マンガ倉庫の甲斐さん

(左から)富島高校商業科の瀬ノ口教諭、富高生、マンガ倉庫の甲斐さん

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 富島高校の生徒が運営するリユースショップ「3Rd(サード)」(日向市曽根町3)が9月13日、オープンした。

店内で値付け作業を行う富島高校の生徒

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 店をオープンしたのは、同高課題研究の地域活性化プロジェクトの一環。リユース店「マンガ倉庫日向店」(日知屋)が場所や販売技術を提供している。

 店名の「3Rd」には、「Reduce(リデュース)」、「Reuse(リユース)」、「Recycle(リサイクル)」の3つのRのほか、マンガ倉庫でリユースされた商品を再びリユースするという「3回目」の意味も込める。

 「マンガ倉庫日向店」では、店が客から買い取った洋服や雑貨、書籍などのうち4割が商品として売り場に並ぶ一方、6割は廃棄したり、海外へ輸出したりしている。海外へ輸出していた分を「3Rd」で販売することで、もう一度資源を地域に循環させることを目指す。店に使う物件は、マンガ倉庫が在庫の保管場所などとして使っているコンビニ跡地を提供し、6月からリユース店のノウハウを生徒に教えてきた。生徒は、店を営業することで商品や売り上げの管理、販売促進活動などのほか、接客、レジ操作などから小売業の基礎を学ぶ。

 商業科担当教諭の瀬ノ口正太さんは「生徒が初めての経験をする中で、自分たちの知識が形になっていくのを目の当たりにして、やりがいを感じているようだ。自分の担当や役割を果たすことで、責任感も出てきている」と話す。

 会計科2年の河野央羽さんは「最初は何もない場所を掃除することから始めた。本や服を仕分けしたり、ジャンル分けしたりする作業がすごく大変だった。こうしてちゃんとしたお店の形になってうれしい」と話す。

 「マンガ倉庫日向店」を運営する「悟空」の甲斐悟社長は「日向市をこれまで以上に住みやすく安心して暮らせるまちにするために企画した。収益が上がった場合はフードバンクなど地域の慈善事業団体などに寄付する。誰も損せず、みんなが得をする地域活動にしていけたら」と話す。

 同店では、衣料品、コミック、書籍、おもちゃ、雑貨などおよそ6000点を扱う。価格は110円~1,650円。

 営業時間は、火曜=10時~12時、土曜=10時~16時。

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