宮崎・日向にテイクアウトのから揚げ店「みどりや」(日知屋櫛の山、TEL 0982-60-2255)が3月26日、オープンした。
開業したのは延岡市在住で、都農町で養豚業を営む伊東愛二さん。伊東さんは、17年前に倉庫会社のサラリーマンから転職。現在は、母豚、子豚合わせて約500頭の豚を飼育する。伊東さんは、生産、加工、販売まで総合的に手がける「六次産業化」に取り組むための一歩として同店を開業した。
メニューは、塩ベースの特製だれに漬け込んだ「モモ唐揚げ」(100グラム、2~3個=250円)、甘しょう油に絡めた「手羽中」(100円)、手羽はしを使った「先っちょ」(30円)。鶏肉は全て国産を使う。
伊東さんは「飼育した豚がどのような形でお客さんに届いているのか知りたくなった。豚は加工で使わない部位も出てくるので、いつか一頭を丸ごとおいしく食べてもらう提案をしたい。豚を加工品にするための準備として、まずは子どもからお年寄りまでが大好きな鳥のから揚げを提供しようと考えた」と話す。「衣がサクッと中はジューシーに揚げる方法を試行錯誤した。衣で使う粉類は、強力粉、片栗粉、小麦粉などさまざまなものを試した結果、小麦粉と米粉をブレンドした。これからもよりよい商品を届けられたら」とも。
営業時間は平日=15時~18時30分、土曜・日曜=12時~18時30分。水曜定休。