延岡市を流れる1級河川・五ヶ瀬川沿いの「コノハナロード」(延岡市野地町)で現在、菜の花が見頃を迎えている。
菜の花の数はおよそ100万本。長さ約1キロにわたって咲いている。同地に植樹された300本の河津桜のつぼみも膨らみ、ちらほらと開花している様子が見られる。例年2月上旬から咲き始め、黄色とピンク色の対比を楽しむ人が多く訪れる。2月9日には数人がウオーキングがてら花を眺めていた。
散歩していた70代男性は「まだ寒い日が続いているが、川沿いの菜の花を見ることで一足早い春を感じている。河津桜のつぼみも日に日に膨らんでいて、開花が楽しみ」と話す。
花を管理するのは「コノハナロード延岡市民応援隊」。河津桜や菜の花だけでなく、植えられたビオラや葉牡丹なども手入れが行き届いていた。応援隊は「コットンプロジェクト」や「アサギマダラ道の駅プロジェクト」、「彼岸花プロジェクト」など四季を通して市民の憩いの空間づくりに取り組んでいる。
毎年開かれてきた同地をメイン会場とする恒例の観光イベント「延岡花物語」は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が決まっている。