東京2020オリンピック・パラリンピックに出場した延岡市ゆかりの選手の手形・足形モニュメントが12月20日、延岡駅西口の市民交流広場に増設された。延岡市が1999(平成11)年から延岡駅に設置しているもので、「アスリートタウン延岡」としての認知を駅利用者に発信する狙い。
今回モニュメントが追加された選手は、ハンドボールの原希美選手、陸上競技の相澤晃選手、池田向希選手、川野将虎選手、バスケットボールのベンドラメ礼生選手、パラリンピック陸上競技の外山愛美選手の6人。柔道の大野将平選手、永瀬貴規選手は実績が追加された。現在のモニュメントの数は52人分。
柔道の大野選手、永瀬選手は共に旭化成所属で、大野選手が73キロ級、永瀬選手が81キロ級で金メダルを獲得し、混合団体では銀メダルを得た。陸上の3選手も旭化成所属で、相澤選手は1万メートルに出場、池田選手は20キロ競歩で銀メダル、川野選手は50キロ競歩で6位入賞。宮崎銀行所属の外山選手は400メートルで7位入賞を果たした。ハンドボールの原選手は延岡市出身で、日本代表のキャプテンを務めた。バスケットボールのベンドラメ選手は、延岡学園高校出身。今回が初のオリンピック出場となった。
元々は1999(平成11)年にロサンゼルス五輪で活躍した27人の選手のプレートが設置されていたが、2016(平成28)年の駅改装により撤去。その後2018(平成30)年の延岡駅リニューアル時に移設され、延岡駅西口の市民交流広場に設置されている。