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延岡の離島、島野浦で「濃厚鯛ほぐれ」販売開始 「コロナ禍でも島の味を」と企画

延岡の離島で食堂をオープン予定の甲斐慶太朗さん

延岡の離島で食堂をオープン予定の甲斐慶太朗さん

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 宮崎・延岡のデザイン工房「erinoa design lab(エリノア・デザイン・ラボ)」(延岡市幸町1、TEL 080-3960-1179)が7月20日、新商品「濃厚鯛(たい)ほぐれ」の予約販売を始めた。

(左から)「うまみの醤油味」と「大人の塩味」

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 代表の甲斐慶太朗さんによると、食堂やコワーキングスペースなどの機能を備える「満月食堂」を今年8月、宮崎県唯一の有人離島・島野浦島にオープン予定だったが、新型コロナ禍の影響で客が島に来られなくなり延期。「なんとかして島の味を届けたい」と今年6月に商品開発を始めた。商品企画・開発・調理は島野浦で「民泊遊季」(延岡市島浦町)の料理人を務める結城志帆さんが担当し、島浦町地域おこし協力隊の岩田大志さんも企画に関わるなどチームで開発した。

 味は、大人の塩味とうまみの醤油味の2種類。原材料には島野浦島で真鯛(まだい)専門の養殖業を営む「木下水産」(延岡市島浦町)が育てたブランド真鯛「しまうら真鯛」の身だけを使用。味付けには延岡の「渡邊味噌醤油(みそしょうゆ)醸造」(延岡市土々呂町4)のしょうゆと、延岡市北浦産「月の塩」をそれぞれ使っている。

 甲斐さんは「真鯛1匹から商品6個分しか作れないというぜいたくな一品になっている。味付けも地元のおいしいものにこだわって選んだ。ご飯の上にかけて食べるとほぐれ感が増しておいしいので食べてほしい」と話す。「ありがたいことに、予約販売開始1日で100人に買ってもらった。これも島野浦で長く活動してきた人や、新しく関わってくれる人のおかげ。一つの商品を世に出したというだけでなく、これをきっかけに島野浦のことをもっと多くの人に知ってもらえたら。島の未来をより良くする最初の一歩でもあるので、延岡の人をはじめ、たくさんの人に応援してもらえたら」とも。

 価格はいずれも100グラム1,300円を予定している。

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