日向市のふるさと納税への返礼品が5月1日、リニューアルされ、早々に品切れとなる商品も出ている。
今回は、市内に工場を持つ高級男性下着メーカー「TOOT」による、町おこしプロジェクト「サーフタウン日向プロジェクト」のロゴマークを使用した「ヒュー!日向×TOOTコラボ限定パンツ」(1万円以上の寄付)や地元サーフショップによる「日向の波でサーフィン体験」(2万円以上の寄付)、地元の橘ひょっとこ保存会による「日向市発祥の本家本元ひょっとこ踊りの出張公演」、あくがれ蒸留所の「焼酎造り体験と焼酎100本プレゼント」(いずれも50万円以上の寄付)など約20種の新しい返礼品が加わった。
TOOTのパンツは3サイズ計100枚用意していたが、事前問い合わせが多く、5日間でM、Lサイズは品切れになった。今後追加するかどうかは、現在検討中。
返礼品の選定等を担当する同市農林水産部ブランド推進課の濱地貴志さんは「サーフィンやひょっとこ踊りなど地域資源を生かした体験型の返礼品が増えている。ふるさと納税をきっかけに地元の人と交流することで、その後も日向市を知っていただき、リピーターとして来ていただけるような機会を提供していければ」と話す。
同市の返礼品は納税額の4割程度。今年に入り、総務省が返礼品の価格を寄付額の3割以下に制限することを通知したが、本年度の返礼品はすでにスタートしているため、見直しについては今後検討するという。