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日向の「グラバー亭」が「からあげグランプリ」で金賞 チキン南蛮部門で

「グラバー亭」の永田守厚さん(右)、弘子さん夫妻

「グラバー亭」の永田守厚さん(右)、弘子さん夫妻

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 日向の洋食店「グラバー亭」(日向市上町)が「第8回からあげグランプリ」のチキン南蛮部門で金賞を獲得した(4月28日発表)。

金賞を受賞したグラバー亭の「チキン南蛮」

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 同グランプリは、から揚げのおいしさを多くの人に伝えることを目的に設立された「日本唐揚協会」(東京・渋谷区)が2010年から毎年決定している賞。「素揚げ・半身揚げ部門」「手羽先部門」「塩ダレ部門」など11のジャンルで「最高金賞」「金賞」を一般からの投票などをもとに決めている。今回の総投票数は11万9427だった。

 チキン南蛮部門で最高金賞を受賞したのは、埼玉県さいたま市の「からあげ専門店鶏笑」。金賞には、同店のほか、延岡市の「おぐら」、愛媛県松山市の「神楽」、福岡県福岡市の「プーラビーダ」が選ばれた。

 永田守厚さん、弘子さん夫妻が切り盛りする同店は今年で創業36年。今回の受賞について弘子さんは「まったく知らなかったので驚いたが、本当にありがたいこと」と笑顔を見せる。チキン南蛮は一番人気のメニューで、鶏肉を柔らかく仕上げるために火加減に注意してゆっくり揚げるのがポイントという。つけダレもタルタルソースも手作り。調理担当の守厚さんは「1時間営業するために4時間かけ、その日の分だけを仕込む。二人きりでやっている店なのでおいしいものを提供するために、満席になればそこで一度店を閉める。そのため『いつやっているかわからない』『運がよくないと入れない店』とお客さんから言われることもある」と話す。

 日本唐揚協会専務理事の八木宏一郎さんは同店の授賞理由について「柔らかなむね肉、南蛮ダレとタルタルソースのバランスが絶妙で、多くのカラアゲニスト(から揚げ愛好家)に支持された」と話し、「チキン南蛮にはもも肉派、むね肉派とタルタル派、タルタルなし派の4つの派閥があるが、むね肉派にはぜひ食べてもらいたい」とも。

 チキン南蛮はライス付きで1000円。営業時間は12時~14時、17時~21時。月曜定休。

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