延岡・北浦の炭焼き職人が12月、自作の炭を材料にした「備長炭クッキー」「竹炭クッキー」の販売を始めた。

竹炭入りのクッキー。他に備長炭クッキーもある

　今回のスイーツを販売するのは、5年前から炭を作る鈴木啓次良（けいじろう）さん。2020年2月、プログラマーなどとして仕事をしていた東京から延岡に移り住み、炭焼き職人としての道を歩んでいる。鈴木さんが作った炭を知った、美郷町北郷の菓子店「サムアンドアラン」の一水博愛さんがクッキーを試作したことがきっかけで商品化した。鈴木さんは「私が一水さんの菓子工房でのイベントに呼ばれ、講師をしたときに一水さんが炭パウダーを買ってくれた。一水さんから『作ってみたよ』と後日渡された炭クッキーがおいしくて、商品化したいと思った。パッケージなども一水さんが作ってくれ、仕事が早く、お願いしてから2カ月で販売することができた」と振り返る。

　商品は50グラム入りで、価格は、竹炭クッキー＝350円、備長炭クッキー＝400円。鈴木さんが出店するイベントなどで販売する。次回は12月28日の「トロントロン軽トラ市」（川南町）で販売。