
宮崎県北の山間部に位置する日之影町の中心を流れる日之影川に4月12日、約250匹のこいのぼりが掲げられた。
同町の風物詩となっているこいのぼり。日之影町商工会青年部が、子どもたちの健やかな成長と町の活性化を目的に1985(昭和60)年から毎年掲揚し、今年で40周年を迎える。きっかけは、同年に日之影川に架けられた青雲橋。橋面から水面までは高さ137メートルあり、当時は国内1位の高さを誇っていた。水面近くに広がる町中心部の交通量や人通りが減少することを懸念して始めた。
同青年部長の岡田原史さんは「今年はたくさんのこいのぼりが町内外のほか、県外からも寄せられ、掲げたこいのぼりの半分近くが新しいものになった。川のせせらぎを聞きながら、泳ぐこいのぼりを見て、河原でゆっくり過ごしてほしい」と話す。「5月3日には近くのコミュニティセンターで、町内の自慢の揚げ物が集まる『唐揚げフェス』を開催するので、そちらにも足を運んでほしい」とも。
こいのぼりの掲揚は5月末まで。