農業を学ぶ「財光寺農業小学校」(日向市財光寺)で11月16日、本年度の修了式が行われた。
修了生を代表して日知屋東小学校6年の高瀬謙太郎さんがあいさつ
長年にわたり小学校教諭として子どもたちを育て、現在同校の校長を務める二見順雄さんを中心に、「地域の子どもは地域で育てる」をモットーに農業を通しての学びを2009(平成21)年から提供する同校。16期目の本年度は、子ども生徒(小学生)21人、大人生徒13人が修了式を迎えた。今年で延べ、540人が同小で学んだことになる。
修了生を代表して日知屋東小学校6年の高瀬謙太郎さんがあいさつした。その中で、今年の夏が暑かったことに触れ、一番大変だったのは「夏の無限にわく雑草」とし、「緑の海になっていて絶望的」だったが、「それでも頑張って草抜きをしたのでおいしい野菜を作ることができた」と振り返った。
日向市長や区長の代表、OBである国会議員などが来賓としてあいさつし、最後は収穫した野菜で作った芋煮を皆で食べ、修了式を祝った。
大人生徒の一人は「酷暑だったからかキュウリやトマトが不作で苦労したが、スイカはたくさん収穫できた」と話していた。