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日向の富島高校、センバツ初勝利ならず 星稜に2‐11で敗北

アルプス席で懸命に応援するチアリーダー

アルプス席で懸命に応援するチアリーダー

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 日向の宮崎県立富島高校野球部が3月29日、「第90回記念選抜高校野球大会」に出場し、初戦敗退した。

3回裏に大量点を奪われ

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 同校102年の歴史の中で、春夏合わせて初の出場となった甲子園。第1試合に登場し、13年ぶり12回目の出場を誇る石川県代表の星稜高校と対戦した。

 1回の裏に星稜が1点先制し、3回表に富島が9番・窪田晃誠選手が四球になった後、1番・松浦佑星選手が3塁打で同点。2番中川大輝選手もタイムリーヒットで2-1に逆転した。その裏の星稜の攻撃で、2つの四球からタイムリーヒット、富島のエラーなども重なり、一挙7得点した。4回裏にも2点、8回裏にも1点の追加点をあげ、星稜は2桁安打で、勝利した。

 2008年夏に母校の宮崎商業高校を39年ぶりに甲子園出場に導いた濵田登監督が、富島高に着任したのは2013年4月。監督就任時に「3年で九州大会、4年で甲子園出場」と話し、1年遅れとなったが有言実行した形になった。同校では試合でのガッツポーズを禁止したり、部員のアルバイトを奨励したりする監督の方針も話題になっている。

 30年前に同校を卒業し、アルプススタンドで応援した男性は「魔の3回裏になってしまった。本当に残念」という。同校で11年間勤務した元教諭の三輪邦彦さんは「選手は懸命にプレーし、多くの人が富高生と応援できよかった。日向の団結力が深まったと思う」と話す。

 同じ宮崎代表の延岡学園(延岡市)は3月27日に国学院栃木(栃木県)に敗北しており、2校の宮崎県勢は姿を消した。出場校36校のうち、公立高校は同校含め9校出場していたが、初戦を突破したのは静岡(静岡)、彦根東(滋賀)、乙訓(京都)の3校だった。

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