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日向で128年続く「細島みなと祭り」 船にみこし載せ大漁祈願

東西の太鼓台がぶつかり合う場面は細島みなと祭りの見どころ

東西の太鼓台がぶつかり合う場面は細島みなと祭りの見どころ

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 日向市の細島商業港で7月14日~16日、「細島みなと祭り」が開催される。

各日行われるステージイベントも

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 同祭は1889(明治22)年の「町村制」施行で、細島地区が町制を敷いたことを祝い始められたもので、今年で128回目を迎える。

 3日間にわたり、「神輿渡御(みこしとぎょう)」や太鼓台の運行が行われ、祭りのクライマックスは3日目の「海上渡御」。みこしを載せた複数の船が大漁祈願のため海に出て、互いのみこしに放水する。人々が担いだ太鼓台がぶつかりあう「東西太鼓台・組み合わせ」も同日行われる。

 そのほか、手作りの水槽に地元の魚を集めた「ほそしま水族館」やステージイベントも開かれる。

 今年は椎葉村の尾向小学校の全校生徒を招き、細島で捕れた岩ガキの配布や遊覧船「飛島丸(とびしままる)」の乗船などを行う予定。同実行委員会によれば、人口減という共通の悩みを持つ地区同士が交流し、協力体制をつくっていくという。

 同実行委員会の三輪修司さんは「今までの伝統を守りながら、新しいものと古いものを融合させた祭りを作り、若い世代でこの祭りを担っていってほしい」と話す。

 開催時間は14日=18時~22時、15日・16日=10時~22時。

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