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宮崎・日向の「kakure cafe NICO」が2周年 「子どもカフェ」で初のチョウザメ料理も

チョウザメの提供者、鈴木宏明さん(左)と堀千鶴さん

チョウザメの提供者、鈴木宏明さん(左)と堀千鶴さん

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 日向・富高のカフェ「kakure cafe NICO」(TEL 0982-54-8466)が3月25日、2周年を迎える。

食材を手にする堀アトムさん(左)と鈴木さん

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 堀千鶴さん、アトムさん親子が経営する同カフェ。オープン当初から子どもの貧困や生活困窮者対策として、月に1回「子ども食堂」を開き(後に「子どもカフェ」に変更)、今年1月からは「フードバンク」の活動も行う。

 3月16日の子どもカフェでは椎葉村でキャビアの養殖などを行う「鈴木組」の鈴木宏明さんからチョウザメ、ヤマメ、マイタケ、干しシイタケなどが提供され、調理する予定。そのほか、市外からシイタケ生産会社「山茸」(椎葉村)、山中寿充さんの干しシイタケ、山師、今西猛さん(美郷町南郷)のコメ、いけとも農園(門川町)のミニトマト、ひむか野菜光房(同町)のレタス(門川町)、市内からJA日向「八菜館」の野菜が材料になり、菓子店「SEIKADO」が焼き菓子を提供する予定。

 アトムさんは「子どもカフェを定期的に開催したことがきっかけで、『子ども食堂』だけでは支援に限界があることを痛感した。居場所の支援のみならず、新たな課題として日向の生活困窮者支援とフードロスの地域課題を紐付け、フードバンクも立ち上げることになった。今後も協力いただける方を募り、支援の輪を広げていきたい。店の2周年は3月なので桃の節句ということでちらしずしなどを作ってお祝いできたらと思う。たくさんの皆さんにお越しいただきたい」と話す。

 子どもカフェの営業は毎月第3土曜の11時~14時。高校生までの子どもと60歳以上には無料でランチを提供する。それ以外の人も500円で食べられる。通常の営業時間は、11時~15時、18時~21時(ディナーは予約制)。月曜・火曜定休。

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