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延岡の愛宕山にこいのぼり 日向灘望む展望台で優雅に泳ぐ

愛宕山に掲げられたこいのぼり

愛宕山に掲げられたこいのぼり

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 宮崎・延岡の愛宕山にこいのぼりが4月24日に立てられ、日向灘を望みながら優雅に泳ぐ姿が見られる。

こいのぼりとニニギノミコトとコノハナサクヤヒメのモニュメント

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 立てたのは、浜町地区の青壮年部を中心とした有志。昨年はコロナ禍で中止したが、1年ぶりに掲げることを決めた。支柱を作るために愛宕山の麓にある愛宕神社近くの竹を切るところから作業を始める。

 浜町の区長、吉本勝一さんは「今年で23回目になるが、昔は他の地区と同じように浜町にもたくさん子どもがいて、何本もこいのぼりが立てられていたが、あまり見かけることがなくなっていた。浜町には墓地があり、見上げれば愛宕山がある。青壮年部の仲間が『墓からご先祖さんが見ているから、愛宕山にこいのぼりを揚げよう』と呼び掛けたことがきっかけで、この取り組みが始まった」と話す。「竹を切り、それを山の上に運ぶのが一番大変な作業。慣れた人でないと危なく、コツがいる。自宅近くから愛宕山を毎日眺め、望遠鏡でこいのぼりの様子を確認している。風や雨が強いときは、こいのぼりが絡まったり破れたりするので、支柱1本に7匹ずつを付けているが、実は頻繁に交換している」とも。

 こいのぼりの掲揚は5月9日まで。5月3日(雨天の場合は5月5日)には、一日限定で土々呂町の極楽寺が寄付した全長10メートルの大きな布製の真鯉(まごい)を掲揚する予定。

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