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日向で5月14日を「ごいしの日」と制定 日本唯一の「はまぐり碁石」生産地にちなみ

日本記念日協会の加瀬清志代表理事(右)とミツイシの黒木宏二社長

日本記念日協会の加瀬清志代表理事(右)とミツイシの黒木宏二社長

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 5月14日を「ごいしの日」とする記念日登録証の授与式が5月10日、日向商工会議所(日向市上町)で行われた。主催は日向市。

那智黒の碁石の生産地である熊野市からも来賓が参列(左)

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 同市はハマグリの貝殻を原料とする白碁石の「はまぐり碁石」の日本唯一の生産地。地元で碁石の製造、販売を行う「ミツイシ」が登録申請者となり、日本記念日協会(長野県佐久市)が認定した。同市と黒碁石の原料である那智黒の生産地・三重県熊野市が昨年10月にパートナーシップ協定を締結したこと、ミツイシが今年創業百年を迎えることを記念して、碁(5)石(14)の語呂合わせから5月14日を碁石の記念日に制定した。

 記念日登録証授与式では、日本記念日協会(長野県佐久市)の代表理事・加瀬清志さんからミツイシの社長・黒木宏二さんに登録証が手渡された。

 黒木社長は「囲碁、碁石文化のさらなる普及と発展、継承につながることを願っている。ミツイシは日向市のハマグリに生かされてきた企業。次の百年に向けて市にハマグリで恩返しをしたい」と意気込みを語った。

 熊野市からは観光スポーツ交流課長の室谷隆也さんが出席し、河上敢二・同市長の祝辞を代読。「ハマグリや那智黒に代わる材料で碁石が作られたり、囲碁をインターネットで楽しんだりする現状があるが、共に囲碁、碁石の普及に取り組んでいきたい」とのメッセージが読み上げられた。

 ミツイシが経営する「はまぐり碁石の里」(日向市平岩)では記念日を祝って5月14日、ハマグリ料理専門店「キッチンハマグリ」の「国産ハマグリ」「細島産岩がき」「はまぐりリゾット」や土産品の「日向夏ドレッシング」「碁石キーホルダー」などを514円で、「囲碁3点セット」を5140円の割引価格で提供する。同社の公式ホームページでは15日から各1セット限定で51400円、514000円の碁石セットを販売する。514000円のセットは通常100万円以上で販売しているものだという。

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